【仕事で使える会話術】正しい敬語の使い方・美しい日本語

敬語を正しく使いただしい話し方を学びます。

敬語の正しい話し方

敬語の種類

敬語には「尊敬語」「謙遜語」「丁寧語」があります。尊敬語は相手や相手の動作をじかに敬うことば。丁寧語は文字通り丁寧な言い方になります。
混乱しやすいのは尊敬語と謙遜語の使い方。「行く」は尊敬語で、敬語では「いらっしゃる」、謙遜語は「まいる」「うかがう」になります。
この言葉の違いを逆に使うこと相手にとって失礼にあたるため、常識不足と考えられてしまいます。

丁寧語は「お手紙」「お花」「ご伝言」のように、ことばの頭に「お」「ご」をつけたり言葉の最後に「ます」「です」を付けた言葉です。

敬語の使い方の注意点

敬語は正しく使わなければ相手を敬うどころか逆効果になってしまいます。
日ごろから言葉遣いに注意をして慣れておくことが大切です。自然に言葉が出てくるよう普段が使っておくことが大切です。

①社外の人に対して社内の人を言う場合は例え上司だとしても尊敬語を使用してはいけません。

〇部長の吉田が説明した内容について
×吉田部長が説明した内容について

〇吉田が申しておりました。
×吉田さんが話しておりました

身内のことを話す場合は謙遜語を使う
〇父が喜んでおりました
×父さんが喜んでました

〇母がうかがいます
×お母さんがいきます

尊敬語と謙遜語の誤用に注意

〇課長、ご覧になりますか
×課長、拝見なさいますか

二重に敬語を使わない

〇先生がおいでになりました
×先生がおいでになりました

〇部長がお帰りになりました
×部長がお帰りになられました

ビジネスで使う交感のもてる言葉

ビジネスで使う交感のもてる言葉

すみませんが→恐れ入りますが
〇わかりました→かしこまりました(承知しました)
〇かわりません→存じません
〇だれですか→どちら様でしょうか(どなた様でしょうか)


〇呼びます→お呼びしてまいります(お呼びします)
〇なんの用ですか→どうゆうご用件でしょうか
〇してもらえませんか→していただけませんでしょうか

〇やめてください→ご遠慮願います
〇できません→いたしかねます
〇知りません→存じません

〇ちょっと待ってください→少々お待ちください
〇男の人、女の人→男の方、女の方
〇来てください→おいでください(お越しください、ご足労願えませんでしょうか)

〇今見てきます→ただ今見てまいります
〇いっておきます→申しておきます
〇行けません→うかがうことができません

〇今席にいません→ただ今席をはずしております
〇どうもすみません→申し訳ございません
〇1週間待ってほしい→1週間お待ち願えませんでしょうか

〇こっちから行きます→こちらから伺います
〇それでいいです→それでけっこうでございます
〇会いたいのですが→お目にかかりたいのですが

〇電話してくれませんか→お電話をいただけないでしょうか
〇やってみます→やらせていただきます
〇今聞いてきます→ただ今聞いてまいります