【2025年版】パソコンが起動しない・立ち上がらない時の原因と対処法|電源が入らない・ロゴで止まる・再起動を繰り返すときの解決策(Windows)

【2025年版】パソコンが起動しない・立ち上がらない時の原因と対処法

✅ まず試すべき3ステップ(最初に確認!)

  1. 電源まわりを総点検:コンセント・電源タップ・ACアダプタ・本体背面スイッチ・ノートのバッテリー残量/DCジャック。
    デスクトップは電源ユニット背面の「I / O」スイッチがI(オン)になっているか確認。
    一度長押し(10秒)で強制電源オフ→電源ケーブルを抜いて60秒放置→再接続も有効。
  2. 周辺機器を全て外す:USBメモリ・外付けHDD・SDカード・プリンター・ドングル等を一旦すべて外し、電源を入れる。
    ※外部メディアが起動順を奪ってフリーズする事例が非常に多いです。
  3. 回復メニュー(WinRE)を呼び出す
    Windowsサインイン画面や電源メニューでShiftを押しながら「再起動」をクリック → トラブルシューティング > 詳細オプションへ。
    Windows上から呼ぶなら「管理者のコマンドプロンプト」で下記でもOK:
    shutdown /r /o /t 0

上記で改善しない場合は、以下の原因別対処に進んでください(安全に実行できる手順のみ記載)。

「電源が入らない」「画面が真っ暗」「メーカーのロゴから進まない」「再起動を繰り返す」「青い画面(ブルースクリーン)」――
“起動しない”と一口にいっても症状はさまざま。本記事はWindows 10/11 限定で、現場で効果のある順に安全な手順だけを整理しました。
「データ救出」「再発防止チェックリスト(PDF)」の導線も最後に用意しています。

1. まず「症状の切り分け」をする|“電源が入らない”と“映らない”は別物

はじめに、以下の観点で切り分けます。対処ルートが変わります。

  • 電源が全く入らない:ファン音なし、LED不点灯、起動音なし → 電源系/ハード系の疑いが強い。
  • 電源は入るが画面が真っ暗:LED点灯・ファン回転・ドライブ音はする → 映像出力/モニタ/メモリ接触/外部機器などを優先チェック。
  • ロゴで停止/クルクルから進まない:POST/UEFI段階 or ブートデバイス選択の問題か、OS破損の可能性。
  • 再起動ループ・ブルースクリーン:OSファイル破損、ドライバ不整合、更新失敗、ディスク不良の可能性。

以下、原因別に安全な対処手順を解説します。

2. 電源が入らない(ランプ不点灯・ファン無回転)場合のチェック

  • 電源ケーブル・タップ・コンセント:別のコンセント/タップで試す。タップのリセットスイッチ確認。
  • デスクトップPCの主電源:背面の「I / O」スイッチをI(オン)へ。
  • ACアダプタ(ノート):パイロットランプ有無、差し込みの緩み、ケーブル破損を確認。別アダプタがあれば試す。
  • 静電気リセット:電源ケーブルを抜き、電源ボタンを10〜15秒長押し→ケーブル接続→再度起動。
  • CMOS電池が寿命:日付が毎回リセットされていた等の兆候があれば、後述のUEFI初期化も検討。

まったく反応がない場合、電源ユニット/マザーボード故障の可能性もあります。DIYで分解はせず、メーカー・ショップ診断を推奨。データは多くの場合ストレージ側に残っているため、後述「データ救出」に備えましょう。

3. 電源は入るが画面が真っ暗|映像・外部出力・メモリを疑う

  • モニタ電源・入力切替:モニタの電源が入っているか、入力がHDMI/DPなど正しいポートか確認。
  • ケーブル差し直し:HDMI/DP/miniDP/USB-Cを一度抜き差し。別ケーブル・別ポートを試す。
  • 外部出力の誤選択:ノートなら Win + P で表示モードを切替(デュプリケート/拡張/PC画面のみ)。
  • 外部機器を全外し:USBメモリ・外付けHDD・SDカード・ドングルは一旦ゼロに。
  • ビープ音・LED点滅:異常コードの可能性。一定パターンで鳴るならメーカーのマニュアル参照。

ここで映れば、原因は「ただの映像周り」だった可能性が高いです。映らない場合は、次(ロゴ停止/POST段階)へ。

4. メーカーのロゴで止まる/クルクルから進まない|起動順とUSBデバイスを最優先で確認

  • USB・SDカードを外す:外部メディアからの起動を試みてフリーズしている事例が多数。
  • UEFI/BIOSに入る:起動直後に Del or F2(機種によりF10/F12/ESC)で設定画面へ。
  • Boot順序:内蔵SSD/Windows Boot Manager が最優先になっているか確認。
  • 安全な初期化:「Load Setup Defaults」「Optimized Defaults」等で既定値に戻し、保存して再起動(BitLocker環境では構成変更に注意。原則、Secure BootのON/OFFは変えない)。

ここまでで解消しない場合、Windowsの起動領域が壊れている可能性。次の「スタートアップ修復」へ進みます。

5. 再起動を繰り返す・ブルースクリーン(BSOD)が出る|自動修復と安全コマンドで整える

Windows回復環境(WinRE)を開き、以下を安全な順に実施します。

  1. スタートアップ修復トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ修復
  2. システムの復元:直近の復元ポイントに戻す。アプリは一部戻りますが、個人ファイルは保持。
  3. 更新プログラムのアンインストール:直近の機能更新/品質更新をアンインストール。
  4. セーフモードで起動(次章):最低限ドライバで起動し、以下の安全コマンドを実行。

安全コマンド(セーフモードまたは通常起動できる環境で)

DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth sfc /scannow 

上記はWindowsの破損チェックと修復を行う公式コマンドです。いずれも安全に実行できます。
※WinREのコマンドプロンプトから実行する場合はオフライン指定が必要になるため、ここでは「セーフモード起動後に実行」を推奨しています。

6. スタートアップ修復・システム復元・更新アンインストールの手順

WinREの入り方:サインイン画面や電源メニューでShiftを押しながら「再起動」→トラブルシューティングへ。
Windows上から呼び出すなら管理者で以下:

shutdown /r /o /t 0 
  • スタートアップ修復詳細オプション > スタートアップ修復。自動で起動関連の問題を診断・修復。
  • システムの復元詳細オプション > システムの復元。復元ポイント選択→再起動。
  • 更新プログラムのアンインストール詳細オプション > 更新プログラムのアンインストール。直近の更新を巻き戻し。

7. セーフモードで起動する(ドライバ・常駐の影響を切り分け)

WinRE > トラブルシューティング > 詳細オプション > スタートアップ設定 > 再起動→起動後にキーを押す:

  • 4:セーフモード
  • 5:ネットワーク有効のセーフモード

セーフモードで起動できるなら、常駐アプリやドライバが原因だった可能性が高いです。不要ソフトのアンインストール、クリーンブート(必要最小限のサービスで起動)などで切り分けます。

8. 最近のドライバ/アプリ/アップデートが原因のとき

  • デバイス マネージャー:問題のデバイスに「!」が出ていないか確認。直近のドライバ更新を「ドライバーのロールバック」。
  • プログラムのアンインストール:最近入れた常駐系・チューニング系・旧版セキュリティソフトを削除。
  • クリーンブートシステム構成(msconfig)で「スタートアップの項目を開く」→不要を無効化。サービスは「Microsoftのサービスを隠す」にチェック後、サードパーティのみ無効化。

これで通常起動が安定するなら、原因はソフト/ドライバです。常駐を絞って再発防止を。

9. ディスク(SSD/HDD)のエラー検査|安全な読み取りチェック

ストレージ不良は「起動失敗」「進まない」の代表的原因です。まずは読み取り専用の検査を行います。

安全チェック(管理者コマンドプロンプト)

chkdsk C: /scan 

/scanはオンラインでのスキャンを行う読み取りチェック(修復は行いません)。
簡易的に状態を見るなら:

wmic diskdrive get status 

「OK」以外が出る、S.M.A.R.T.異常がある、異音・高温・頻繁なフリーズが出る場合は、まずデータ退避を優先。
chkdsk /f/rは修復系で時間もリスクも増えるため、重要データが未退避なら避け、先にバックアップを。

10. メモリ(RAM)不良の切り分け|Windowsメモリ診断

突然の再起動やブルースクリーンが続く場合、RAM不良の可能性があります。Windows標準の診断を実行:

mdsched.exe 

実行後に再起動し、標準のメモリ検査が走ります。エラーが出た場合はメモリの交換・差し替えで改善することが多いです。ノートPCは分解前に保証条件を確認してください。

11. UEFI/BIOSの安全な初期化(既定値に戻す)

設定の“盛りすぎ”や誤操作が原因で起動しない場合は、UEFI/BIOSで既定値に戻すのが安全・有効です。

  • 起動直後にDel/F2で設定画面→「Load Setup Defaults」「Optimized Defaults」等を実行→保存して再起動。
  • 起動順とSecure Bootの状態は変えないのが無難(BitLockerの回復キー要求を避けるため)。

物理ジャンパでCMOSクリア等の作業は、本記事では推奨しません(安全重視)。

12. どうしても起動しない:データを救出する手順(安全第一)

起動に固執せず、まずデータの保全を。おすすめ手順:

  1. 別PCでUSB外付けケースを用意:起動しないPCのSSD/HDDを外し、USBケースに入れる(2.5インチは容易)。
  2. 別PCにつなぐ:エクスプローラーで開ければ、ユーザーフォルダ(デスクトップ/ドキュメント/ピクチャ等)を外付けへコピー。
  3. BitLocker暗号化の場合:回復キーが必要。Microsoftアカウントや管理者に問い合わせを。

物理分解に抵抗がある場合は、修理店の「データ優先復旧」を依頼しましょう。起動修理より先にデータ保全を。

13. 予防策:同じトラブルを繰り返さないために

  • 外付けメディアは差しっぱなしにしない(USB・SDが起動順を奪うのを防止)。
  • Windows Updateは計画的に:業務前でなく就寝前に。復元ポイントを有効化。
  • 定期メンテDISMsfcの月例実行、ストレージ空き20%以上を維持。
  • ストレージ健診:SMART異常・不良セクタの兆候が出たら即バックアップ→交換。
  • 電源管理:UPS(無停電電源装置)やサージ対策タップの導入で突然の落電から守る。
  • バックアップ運用:外付け+クラウドの二重化。重要データは3-2-1ルール(3世代・2媒体・1つはオフサイト)。

PDFダウンロード:起動しない時に“まずやること”チェックリスト

印刷して机に貼れるチェックシート。電源・ケーブル・外部メディア・WinRE・セーフモード・修復の順で並べています。

  • 電源タップ/コンセント/ACアダプタ/背面スイッチ確認
  • 長押しシャットダウン→ケーブル抜き→60秒→再接続
  • 周辺機器(USB/SD/外付けHDD/ドングル)をすべて外す
  • WinRE起動 → スタートアップ修復 → 復元 → 更新アンインストール
  • セーフモード起動 → 不要ソフト削除/ドライバ戻し
  • DISM/SFC(安全コマンド)でOS整合性チェック
  • ディスク読み取りチェック chkdsk C: /scan
  • データ救出の判断:異音・高温・SMART異常なら最優先でバックアップ

起動しない時のチェックリスト(PDF)をダウンロード
※このリンクはサンプルです。実際のPDFは別途ご用意ください(WordPress上ではこの形式でダウンロードボタンとして設置可能)。

まとめ|「起動しない=壊れた」ではない。順番にやれば戻る

起動トラブルの多くは、外部メディア・設定・更新失敗・論理破損で説明できます。
本記事の手順どおり、電源→外部機器→起動順→自動修復→セーフモード→安全コマンド→ディスク/メモリ健診の順で進めれば、原因は必ず絞り込めます。

それでもダメならまずデータ救出。復旧は後からでも間に合います。
落ち着いて、一つずつ。あなたのPCはまだ戦えます。

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