【2025年版】Windowsパソコンの画面が真っ黒でカーソルだけ表示される原因と対処法|起動後に映らない・ログインできないときの完全ガイド

Windowsを起動したら、画面が真っ黒、でもマウスカーソルだけ出ている。
ログイン後にいきなり黒い画面のまま何も表示されない。
デスクトップやタスクバーが出ない。
この「黒い画面+カーソルだけ」現象は、割と多いトラブルです。しかも厄介なのは、PC自体は一応動いているためファンも回り、マウスも動くので「壊れたのか?動いてるのか?どっちなんだ…?」という不安が最大化するところ。
安心してほしいのは、これは“PCが完全に死んだ”わけではありません。
多くの場合は、エクスプローラーが正常に起動していない / サインインの後処理でつまずいている / グラフィックまわりの表示に問題があるといったロジック的な要因です。
この記事では、Windows 10 / Windows 11 向けに「黒い画面+カーソルのみ」状態から復旧する具体策を徹底的にまとめました。
安全に実行できる手順だけを扱い、レジストリを壊すようなリスクの高い操作は避けます。
まずは、深呼吸して「どのタイプの黒画面」なのか切り分けましょう。
そのうえで、もっとも成功率の高い順に手を打っていきます。
🔍 まず試すべき3ステップ(最初の3分でできる応急処置)
- 外部ディスプレイやケーブルの確認
デスクトップPCやノートPC+外部モニタ環境の場合、モニタの電源・HDMI/DisplayPortケーブル・入力切替(HDMI1/HDMI2など)を確認。
「真っ黒」に見えて、実は別モニタ側に画面が出ているだけのこともあります。
ノートPCの場合は Win + P を押して、表示モードを切り替えてみてください(「PC画面のみ」など)。 - Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開く
タスクマネージャーが表示されるならWindows自体は生きています。
その状態で「エクスプローラー(explorer.exe)」を再起動するだけで復旧するケースが非常に多いです。
(具体的なやり方は後述の章で詳しく説明します) - セーフモードで起動してチェック
セーフモード(最低限のドライバだけで起動するモード)で正常に表示されるなら、原因は常駐ソフトやドライバの可能性が高いです。
Windows回復環境(Shiftを押しながら再起動→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」)からセーフモードを起動できます。
上記3ステップのどこで引っかかるかで、原因がだいたい絞れます。
以下では症状別・原因別に、実際の復旧手順を詳しく説明していきます。
1. 黒い画面にマウスカーソルだけ表示される状態は「フリーズ」ではなく「表示に失敗している」ことが多い
まず、黒い画面に白いマウスカーソルだけが表示される状態は、PCが完全に止まっているわけではありません。
これは、次のような状態になっていることが多いです:
- エクスプローラー(explorer.exe)が起動できず、デスクトップが表示されていない
→ 壁紙・タスクバー・アイコンが描画されない。 - Windowsにサインインできていないか、サインイン直後の処理が詰まっている
→ ユーザープロファイルの読み込みに失敗して黒い画面で止まる。 - グラフィックドライバや表示設定の問題
→ 実は別の仮想ディスプレイや外部ディスプレイ出力側に「本来の画面」が出ていて、今見ている画面は真っ黒な第2ディスプレイ扱い。
つまり「PCは動いているのに、見せるべき画面を出せていない」パターンです。
これはソフトウェア的な問題であることが多く、ハードウェアが即故障したという意味ではありません。落ち着いて順番に確認していきましょう。
2. 症状を切り分けよう:あなたはどのタイプ?
以下のどれに近い状態か、確認してください。対処の優先順が変わります。
- タイプA:サインイン前から真っ黒
電源を入れても、メーカーのロゴ→Windowsローディング→その後ずっと黒画面+カーソル。
ログイン画面(パスワード入力画面)すら見えない。
→起動手順自体(ブートやGPU初期化)で何かに詰まっている可能性。 - タイプB:ログインした瞬間から真っ黒
PINやパスワードを入れたあと、デスクトップが表示されずに真っ黒+マウスだけ。
→explorer.exeやユーザープロファイル読み込みのトラブルであることが多い。 - タイプC:しばらく使っていたら突然真っ黒に
さっきまでは普通に使えていたのに、突然ブラックアウトしてカーソルだけ。
→外部ディスプレイ設定の切り替え、GPUドライバのクラッシュ、一時的な描画バグが多い。
この記事ではタイプB(ログイン後に黒い画面+カーソルだけ)が最も多いので、そこから対処を解説します。もちろんA/C向けの対処も後半でまとめています。
3. Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャーを開けるなら、まだ勝てる
黒画面の状態で、まず Ctrl + Shift + Esc を同時に押してみてください。これでタスクマネージャーが開けるなら、Windowsは生きています。
タスクマネージャーが表示できる=グラフィック表示自体は機能しており、完全なフリーズではないという証拠です。ここから「explorer.exe(エクスプローラー)を再起動する」だけで復旧するパターンはとても多いです。
4. explorer.exe(エクスプローラー)を再起動する手順
タスクマネージャーが開いたら、次の操作をしてください。これは安全な操作です。
- タスクマネージャーが「簡易表示」なら、左下の「詳細」をクリックして詳細表示にする。
- 「プロセス」タブの一覧から「エクスプローラー」または「Windows エクスプローラー」を探す。
- 見つかったら選択し、「再起動」ボタンを押す。
→ タスクバーやデスクトップが復活することがあります。 - もし「エクスプローラー」が見当たらない場合:
・上部メニューの「ファイル」→「新しいタスクの実行」をクリック。
・表示されたボックスにexplorer.exeと入力。
・「このタスクを管理者権限で作成する」にチェックを入れてOK。
これでデスクトップ・タスクバー・アイコン類が戻れば、原因は「explorer.exeが正常に起動していなかった」ことです。
Windowsがサインイン後のシェル描画に失敗しただけの一時的エラーなので、深刻な破損ではないケースが多いです。
5. Win + P で画面の出力先を切り替える(外部ディスプレイを使っている場合)
ノートPCやデスクトップ+複数モニタ環境だと、Windowsが「今は別のディスプレイにメイン画面を出してますよ?」という状態になっていることがあります。
その場合、あなたの見ているモニタは黒いまま、もう片方のモニタに本当のデスクトップが出ている、ということが普通にあります。
この場合は、キーボードで表示先を切り替えます。黒い画面状態でも試せます:
- Windowsキー + P を押す。
- すると「PC画面のみ / 複製 / 拡張 / セカンドスクリーンのみ」などのメニューが出ます(黒画面でも内部的には出ている)。
- そのまま矢印キーの↑↓でモードを切り替え、Enterを押す。
特に「セカンドスクリーンのみ」になってしまっていると、外部モニタを抜いた瞬間に黒画面+カーソルだけ、になります。
「PC画面のみ」か「複製」に戻すと表示が復活することがあります。
6. セーフモードで起動して、黒画面が消えるか検証する
もし通常起動だと真っ黒だけど、セーフモードでは普通にサインイン画面→デスクトップが見える、という場合は、常駐アプリや特定ドライバ(特にGPUドライバ)に問題がある可能性が高いです。
セーフモードに入る手順(Windows 10 / 11)
ログイン画面または電源メニューで Shift キーを押しながら「再起動」をクリック。
「オプションの選択」画面が出たら、トラブルシューティング → 詳細オプション → スタートアップ設定 →「再起動」。
再起動後、数字キー4または5を押して「セーフモード」または「ネットワーク有効のセーフモード」を選ぶ。
セーフモードでちゃんとデスクトップが表示されるなら、通常起動時に読み込まれる何か(ドライバ、スタートアップアプリ、常駐ソフト)が黒画面を引き起こしていると判断できます。
この場合の対処は:
- 最近インストールした常駐系ソフト(画面録画、画面キャプチャ、ゲーム用オーバーレイ、GPUツールなど)をアンインストール。
- 不要なスタートアップアプリを無効化(タスクマネージャー → スタートアップタブ)。
- GPUドライバを再インストール/ロールバック(メーカー公式の安定版ドライバに戻す)。
セーフモードで表示できて、通常モードでできない=「ハードが壊れた」ではなく「ソフトが邪魔してる」状態のサインです。
7. 黒画面状態でキーボード入力が効く場合は、ユーザー切り替えで直ることもある
ログイン後すぐに黒画面になる問題は、特定ユーザープロファイル(あなたのアカウントの設定データ)が壊れかけていることで発生することがあります。
次の手を試せるなら試してください:
- 黒画面状態で Ctrl + Alt + Delete を押す。
- メニュー(ロック・ユーザー切り替え・サインアウト・タスクマネージャー等)が表示されるか確認。
- 「サインアウト」または「ユーザーの切り替え」を選び、別のローカルアカウントや管理者アカウントでログインを試す。
別アカウントでは普通にデスクトップが表示されるなら、メインのユーザーのサインイン後処理で止まっている可能性が高いです。
これは「壊れた」ではなく「そのユーザーのログイン時スクリプト・常駐アプリ・スタートアップが詰まってる」という話なので、スタートアップの見直しや不要アプリのアンインストールが有効です。
8. Windows Updateやドライバ更新直後に発生した場合は、回復メニューからロールバック可能
黒い画面+カーソルだけ、がWindows Update直後やGPUドライバ更新直後に発生するなら、更新内容が原因の可能性が高いです。
この場合はWindows回復環境(WinRE)から以下を順に試します。
- サインイン画面や電源メニューで Shift を押しながら「再起動」。
- トラブルシューティング → 詳細オプションへ。
- スタートアップ修復を試す。→ 自動で起動に関係する問題をチェック・修復。
- 改善しない場合は、更新プログラムのアンインストール(機能更新プログラム/品質更新プログラム)を実行する。
- それでもダメならシステムの復元で直前の復元ポイントに戻す。
「復元ポイントに戻す」といっても、通常はドキュメントや写真など個人データは残ります(アプリは戻ることがあります)。
特に、GPUドライバや画面キャプチャ系ソフトのアップデートが不安定なときは、復元ポイントに戻すだけで一発で直ることも珍しくありません。
9. 黒画面からの復旧後に必ず実行しておきたい安全コマンド(DISM / SFC)
一度は復活しても、また黒画面が出る…というPCは、Windowsのシステムファイルやコンポーネントストアが壊れかけていることがあります。
そんなときは、以下のコマンドで整合性チェックと修復をかけておくと安定します。どちらもMicrosoft公式の安全手順です。
管理者権限のPowerShellまたはコマンドプロンプトで順番に実行してください:
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealth DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth sfc /scannow ・DISMはWindowsのイメージの破損(更新失敗など)を検査・修復します。
・sfc /scannowはシステムファイルに破損がないかをチェックし、正しいものに戻します。
これらは壊れたレジストリをいじるような危険操作ではなく、公式の自己修復手段なので、実行は比較的安全です。
10. グラフィックドライバのトラブル(一時的な表示崩壊)をリセットする
黒い画面+カーソルだけ、という状態は、実は「ディスプレイドライバが一瞬クラッシュ → 復帰しそこねた」ということも多いです。
Windowsにはディスプレイドライバをリセットするショートカットがあります:
Ctrl + Shift + Win + B
この4キーを同時押しすると、画面が一瞬点滅して、GPUドライバがリセットされます。音が「ピッ」と鳴ることもあります。
これで表示が戻るなら、原因はほぼグラフィックドライバ側です。ドライバの更新/ロールバックを検討してください。
※この操作は比較的安全ですが、処理中のアプリが一瞬止まるので、編集中の作業があれば次回から保存頻度を上げる癖をつけましょう。
11. 黒画面が「しょっちゅう出る」場合の予防策(スタートアップとストレージ)
黒い画面から復旧したあとも、また同じ現象が出るPCには、共通点があります。
- スタートアップに常駐アプリが多すぎる
サインイン直後にいろいろなツールが一斉に起動すると、explorer.exeの初期化やデスクトップ描画が詰まります。
タスクマネージャー →「スタートアップ」タブ → 影響「高」のアプリを厳選し、いらないものは「無効」に。 - システムドライブ(Cドライブ)がパンパン
Windowsがユーザープロファイルや一時ファイルを展開できないと、サインイン後の初期表示で固まります。
Cドライブは常に20%以上の空きを確保するのが理想です。 - 最近入れた画面録画・オーバーレイ系ツール
ゲームオーバーレイ、FPSカウンター、画面キャプチャ、配信支援系の常駐ツールが描画を引きずることが多いです。
セーフモードでは普通に表示されるのに通常モードで黒画面になる場合、まずこいつらを疑ってください。
つまり「黒画面=もうPCがダメ」というより、「サインイン直後にいろんなものを抱えすぎてる」「Cドライブに余裕がない」「GPUドライバが不安定」という生活習慣の問題であるケースが多いんです。
12. どうしても復旧しない場合の最終手段:データの退避を優先する
どうしてもデスクトップが表示されない、何をしても真っ黒、セーフモードでもダメ、という場合は、OS修復より先にデータ救出を考えてください。
安全なデータ避難の基本手順は以下です。
- Windows回復環境(WinRE)から「コマンド プロンプト」を開く
→ ファイルコピー自体はまだ可能なことが多い。 - 別のUSBメモリや外付けSSD/HDDを接続
- ユーザーデータを退避
例:C:\Users\あなたのユーザー名\Desktop
C:\Users\あなたのユーザー名\Documents
C:\Users\あなたのユーザー名\Pictures
などをコピー。
最悪OSを再インストールすることになっても、データさえ守れればダメージは最小限です。仕事で使っているPCなら、まず守るべきはデータです。
「黒い画面=もう無理だ終わった」ではありません。まだ動いているうちに引っこ抜けるものは抜いておく、がプロの判断です。
13. チェックリストPDF:黒い画面+カーソルだけのときにやること
記事の内容を、緊急時にすぐ確認できるようにチェックリスト化してPDFで持っておくと安心です。印刷して机に貼っておくレベルで役立ちます。
【PDF想定のチェック項目(例)】
・モニタの電源・ケーブル・入力切替を確認したか?
・Win + Pで表示先を切り替えたか?
・Ctrl + Shift + Escでタスクマネージャーが開くか?
・エクスプローラー(explorer.exe)を再起動したか?
・Ctrl + Shift + Win + B(GPUリセット)を試したか?
・セーフモードでは正常表示されるか?(常駐ソフト・ドライバが原因か切り分け)
・WinREから「スタートアップ修復」や「更新プログラムのアンインストール」を試したか?
・DISM /RestoreHealth と sfc /scannow は実行したか?
・重要データのバックアップは確保できたか?
黒い画面トラブル時のチェックリスト(PDF)をダウンロード
※このリンクはサンプルです。実際のPDFは別途作成して差し替えてください。WordPressではこのまま「ダウンロードボタン」っぽく見せられます。
まとめ:黒い画面は「画面が出ていないだけ」というケースが本当に多い
「画面が真っ黒でカーソルだけ」という状態は、不安を最大限にあおる現象ですが、実際には次のいずれかに分類できます。
・エクスプローラー(explorer.exe)が立ち上がらず、デスクトップが描画されていないだけ
・表示先が別ディスプレイに飛んでいるだけ(Win + Pで戻る)
・サインイン直後の常駐ソフトやドライバがトラブルを引き起こしている
・Windows Update直後の不具合/GPUドライバの不安定化
つまり「PCがぶっ壊れた」のではなく、“表示する準備に失敗した”だけのことが多いんです。
だから、まずはあわてずに:
ケーブルと表示先(Win + P)
タスクマネージャー → explorer.exe 再起動
セーフモードでの表示確認
DISM / SFC で自己修復
この順番で進めれば、ほとんどのケースは現場で復旧できます。
それでもだめならデータを救ってから判断すればいい。あなたのPCは、まだ助けられます。

