【2025年最新版】Macを劇的に軽くする!専門家が教える高速化・安定化の方法13選[安全コマンド&メンテ習慣つき]

Macが重い原因は「もう古いから」の一言では片付けられません。
それより多いのは、キャッシュが詰まっている・ストレージがパンパン・バックグラウンドで常に何か動いている・SpotlightやiCloudが裏で暴れている、といった“メンテ不足”です。

本記事では、macOSを遅くする典型的な要因を分解し、実際にプロがやっている高速化・軽量化・安定化の手順を13項目にまとめて解説します。
特に、イラスト制作・動画編集・デザイン・DTM・3DCGなど、負荷の高い作業をしている人のための内容です。

さらに、安全に実行できるターミナル操作(Finderのキャッシュ削除やSpotlight再インデックスなど)も紹介します。
レジストリ改変みたいな破壊的なことはしません。

「最近、ファンがよく回る」「レインボーカーソルが出がち」「保存のたびに固まる」みたいな状態を本気で改善したい人向けのメンテマニュアルです。
ではいきましょう。

1. macOSとアプリを最新に保つ(安定性と速度はほぼ同義)

まずは基礎。
macOSやドライバー相当部分(グラフィック関連のフレームワーク、Metal周りの最適化など)は、OSアップデートで改善されます。古いバージョンのまま使っていると、CPU/GPUの無駄な負荷やメモリリーク(使い終わったメモリが解放されずに残る現象)が残っている場合があります。

【やることリスト】
・「システム設定 > 一般 > ソフトウェアアップデート」で最新を適用
・App Store経由のアプリはまとめてアップデート
・Adobe系 / 映像編集系 / 3DCG系ツールも、公式アップデータを使って最新版へ

特にMacはGPUドライバをユーザーが直接いじらない設計なので、「OSを更新=描画の最適化」につながることが多いです。

※業務マシンでOSメジャーアップデートを即適用するのが不安な場合は、「最新のマイナーアップデート(セキュリティ・安定性修正)」だけでも先に入れておくと、動作の引っかかりが減るケースは多いです。

2. ストレージ空き容量を確保する(Macは空きが少ないと一気に遅くなる)

Macは、ストレージの空き容量が少なくなると一気に重くなります。これは、メモリが足りないときにストレージをスワップとして使う設計になっているからです。空きがない=スワップできない=固まる。

理想は、常にSSDの空き容量を20%以上キープです。特に動画編集やRAW画像編集、Illustrator/Photoshopで大きいデータを扱う場合はなおさら。

【具体的な対策】
・「メニュー > このMacについて > ストレージ」から容量を確認
・特に「書き出し済みの動画」「過去案件のPSD/AI」「ダウンロードに放置したZIP」は外部ストレージや外付けSSDに退避
・iPhoneのバックアップファイル(iTunes / Finder経由のバックアップ)はサイズが巨大なことがあるので確認

このステップだけで、レインボーカーソル(くるくる回るアレ)が明らかに減ることがあります。
「最近やたらレインボー出るな?」と思ったら、まず空き容量を疑いましょう。

3. 「ストレージ管理」機能でゴミを自動的に減らす

macOSには公式の「ストレージ管理」機能があります。これは安全に不要データを整理する仕組みで、まずはここからやるべきというくらい重要です。

【手順(macOS Sonoma系の例)】
画面左上のマーク →「このMacについて」→「ストレージ」→「管理」
「不要なファイルを削除」「ゴミ箱を自動的に空にする」などの提案を確認
特に「大きいファイル」タブを開き、サイズの大きい順に並べていらないものを削除

この「大きいファイル」の棚卸しは効果が極端に大きいです。10GB超の動画・録画・書き出し済みデータが平気で残っていることはよくあります。

注意点:作業中のプロジェクトフォルダは消さないこと。まだ納品前の案件データまで消すと血の気が引きます。アーカイブ済みのものから順に外付けに逃がしましょう。

4. 起動項目(ログイン時に自動起動するアプリ)を減らす

Macを起動した瞬間から重い場合、ログイン時に勝手に立ち上がるアプリが多すぎます。
これは、Adobe系、クラウド同期、チャットアプリなどが増えるほど起こりやすい現象です。

【手順】
1. 「システム設定」を開く
2. 「一般」→「ログイン項目」
3. 自動的に開くアプリをチェックし、不要なものは「-」ボタンで削除

【判断のコツ】
・セキュリティソフト系は基本的に残す
・クラウド同期アプリは“常に必要”でなければ外してもよい(手動起動でOK)
・音楽やメッセージ系の自動起動は本当に必要?業務用Macなら一度見直す価値あり

ログイン項目を3〜4個に絞るだけで、起動直後のカクつきが劇的に改善することがあります。

5. アクティビティモニタでメモリを食っている常駐アプリを特定する

Macが突然重いときは、だいたい何かひとつのプロセスが暴走しています。まずは犯人探し。

【手順】
Spotlight(⌘+Space)で「アクティビティモニタ」と検索して起動
「メモリ」タブや「CPU」タブで、異常に高いパーセンテージを使っているプロセスを探す
明らかに不要なアプリが暴走していたら選択して「×」ボタンで終了(ただしシステム系プロセスを勝手に止めないこと)

もし「クラウド同期系がCPUを30〜80%使いっぱなし」みたいな状態なら、一時停止できるかを確認してみる価値があります。

アクティビティモニタはMac版タスクマネージャーみたいなもの。重いときは毎回これを見るクセを付けると、どのソフトが足を引っ張るかだんだん分かってきます。

6. ブラウザを軽くする:タブ地獄と拡張機能の暴走を止める

Chrome、Edge、Brave、Arc、Safari — どのブラウザでも一緒です。タブを開きっぱなしにするとメモリを食い続け、Mac全体が重くなります。

【やること】
・今使っていないタブはブックマークして閉じる
・拡張機能(Extensions)を見直し、使ってないものはオフ
・ブラウザのキャッシュをクリアして肥大化を抑える

SafariはOSレベルで最適化されているため、重い作業をするときだけSafariをメインに切り替えるという運用もアリです。特にApple Silicon(M1/M2/M3系)だとSafariの最適化が優秀なので、タブ大量開きならSafariのほうが軽いことも普通にあります。

「ブラウザ=軽いメモ帳」ではなく、「ブラウザ=フル装備のアプリケーション」と思ってください。閉じればPC全体がラクになります。

7. キャッシュと一時ファイルを整理する(安全な範囲)

アプリは作業を速くするために「キャッシュ(使い回しデータ)」を貯めます。これは基本的に便利な仕組みですが、何かの拍子に壊れたり膨らみすぎたりして、逆に動作を遅くすることがあります。

Macのユーザキャッシュは~/Library/Caches(ユーザ単位)にたまります。これを丸ごと消しても大丈夫なケースは多いですが、アプリによっては再ログインが必要になることがあるので、慎重にやりましょう。

安全寄りのやり方:
・Finderで「移動」→「フォルダへ移動…」→ ~/Library/Caches
・容量の大きいフォルダ(明らかに特定アプリ名のものなど)をデスクトップなどに一旦退避して、Macを再起動
・問題なければ、その退避フォルダを削除

いきなり全部消すより「重そうなものだけ退避→様子を見る→問題なければ削除」というステップが安全です。

※Adobe系アプリ(Premiere、After Effectsなど)はキャッシュをアプリ側からクリアできるメニューがあるので、そちらを優先してください。そっちの方が安全。

8. Spotlight検索のインデックスを再構築して無駄な暴走を止める

Macの検索(Spotlight / Finderの検索)は、インデックスというデータベースを常に更新しています。
これが壊れたり大きくなりすぎると、バックグラウンドで延々とCPU・ディスクを使い続けてMac全体が重くなることがあります。

そんなときは、Spotlightのインデックスを一度作り直すと改善します。これはターミナルで安全にできる処理です。

手順(全ボリュームを再インデックス)
「アプリケーション > ユーティリティ」から「ターミナル」を開く
下記を実行(管理者権限が必要な場合はパスワードを求められます):

sudo mdutil -i on / sudo mdutil -E / 

1行目:Spotlightインデックスを有効化する設定を再確認
2行目:インデックスを再作成(再構築)するコマンド

このあとしばらくMacが静かにインデックスを作り直します。完了すると、検索がキビキビ動き、かつ「ずっと裏でCPU使ってる謎のmdworkerプロセス」が落ち着くことがあります。

※この処理はディスクに負荷がかかるので、明らかに作業が忙しい瞬間にはやらないほうがいいです。夜や休憩中に実行するのが吉。

9. iCloud同期・写真・書類の同期を一時的に止める

iCloud Driveや「写真」アプリのiCloudフォトライブラリ同期は、便利な代わりにバックグラウンドで延々と通信・スキャン・サムネイル生成を行います。
特に新しい大量の写真・動画を読み込んだ直後は、Macがずっと重いことがあります。

【おすすめ運用】
・重い動画編集やイラスト制作などCPU/GPUを全投入したい作業中だけ、iCloud同期を一時停止する
・その日の作業が終わったら同期をオンに戻し、バックアップさせる

つまり、「いつでも常時同期」ではなく「必要なときだけ同期」という運用にしてあげることで、制作作業中のリソースを奪われにくくなります。

クラウド同期は“便利だけど重い常勤スタッフ”みたいなもの。重要だけど、現場で全員が一斉に動く必要はないわけです。

10. セーフモード起動でキャッシュと検証をかける

Macには「セーフモード」という診断モードがあります。これで起動すると、不要なキャッシュの一部が自動的にクリアされ、ストレージやシステムの一貫性チェックが走ります。ある意味「自動でMacが自分を整えてくれる」救済ルートです。

Apple Silicon(M1/M2/M3世代など)のMacでの手順(概要):
Macをシャットダウン
電源ボタンを押しっぱなしにする(起動オプションが表示されるまで)
起動ディスクを選択し、Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」をクリック

セーフモードでログインすると、最低限の機能だけが読み込まれるので、普段と比較して「これなら軽い」という場合、常駐アプリや拡張機能が原因であることがはっきりします。

セーフモードは公式の診断ステップであり、安全な手段です。何か壊すようなコマンドは走りません。

11. NVRAMリセットでハードウェアまわりのゴミ設定をリフレッシュ

Macには「NVRAM(不揮発性メモリ)」と呼ばれる、起動ディスクや画面解像度、サウンド音量などシステム環境に関する設定が格納される領域があります。
このNVRAMの内容が変にこじれると、起動時から挙動がおかしい・フリーズ気味・異常に遅い、といった症状が出ることがあります。

Intel Macの場合(従来の手順):
Macをシャットダウン
電源を入れつつ、すぐに Option + Command + P + R を同時押しし続ける
20秒ほど押し続けてから離す

これでNVRAMがリセットされ、起動関連の設定が初期化されます。破壊的な操作ではありません。

Apple Silicon Macの場合:
Apple SiliconではNVRAMが自動管理され、基本的に手動リセット手順は不要・非推奨になっています。
Apple Siliconで「起動が毎回変」「妙に重い」が続く場合は、NVRAMではなくセーフモード起動(前項)>OSアップデート>ストレージ確保で解決することが多いです。

NVRAMリセットは、特に古いIntel Macで「起動から重い」問題に効果があることがあります。

12. SMCリセット(Intel機限定)でファンや電源周りの不調を直す

SMC(System Management Controller)は、ファン制御・電源管理・熱管理などを司るコントローラです。
これが変な状態になると、ファンが暴走し続けたり、逆に十分に回らず熱がこもったりして、パフォーマンスが落ちます。

Intel Mac(T2チップありのノート型の一例):
Macをシャットダウン
Shift(左側) + Control(左側) + Option(左側)を押しっぱなしにしながら、電源ボタンを10秒押し続ける
すべてのキーを離してから、通常通り電源を入れる

これでSMCがリセットされ、ファン制御や電源管理が正常化することがあります。
結果的に熱暴走状態が落ち着く=CPU/GPUが本来の速度で動けるようになる=動作が軽くなる、という好循環につながります。

Apple Silicon Macの場合:
SMC相当の機能は統合されており、基本的にユーザーが明示的な「SMCリセット」を行う必要はありません。電源オフ→数十秒待って再起動が実質的なリセットに近い動きになります。

13. 定期メンテナンスを「手順化」してループさせる

Macの高速化や安定化って、実は“やること”はそんなに多くありません。
問題は「忘れること」です。

そこで、月1でやるべきことを決めておき、それをチェックリスト化しておくと、ずっと快適な状態をキープできます。

【月1でやるべきルーティン例】
・ストレージの空き容量を20%以上に保つ(古い動画・巨大PSDを外付けに逃がす)
・「ストレージ管理」で不要ファイルを削除
・ログイン項目を見直して、勝手に増えた常駐アプリを減らす
・アクティビティモニタで暴走アプリを把握
・Spotlightインデックスを再作成(必要なときだけ)
・セーフモード起動でキャッシュの歪みを整える(トラブル時)

これを繰り返すだけで、買い替えなくても「まだ全然いけるじゃん」という状態を維持できます。
“遅くなってから慌てる”より“遅くならないように保守する”。プロ現場はみんなこの発想です。

ターミナルで使える「安全なメンテコマンド」まとめ

ここでは、上で説明した中から「比較的安全に使える範囲」のコマンドを抜粋しておきます。
コマンドの意味を理解しないまま乱用するのはNGですが、内容としては公式機能の呼び出しなので極端なリスクはありません。

# Spotlightインデックスを再構築(Mac全体)sudo mdutil -i on / sudo mdutil -E / # アクティビティモニタを開く(GUI呼び出し。念のため)open -a "Activity Monitor" 

上2行は主に「検索機能が暴走して重い」「mdworkerがずっとCPU使ってる」といったときのリセット手段です。
3行目はコマンドでアクティビティモニタを呼び出す例です(=犯人特定を習慣化するためのショートカット)。

逆に、勝手に/System以下のキャッシュや、ライブラリの深部(特に /System/Library の領域)を消すようなコマンドは、壊れる可能性があるのでおすすめしません。
「sudo rm -rf」で何かを消す…みたいな行為は、このページでは扱いません。

チェックリストPDF:月1メンテ用シート

以下の内容をチェックリスト化したPDFを用意しておくと、月1のセルフ点検が一瞬で終わります。
WordPressの記事下にダウンロードボタンとして配置しておけば、読者は保存して使えますし、自分用の運用マニュアルにもなります。

【PDFに入れる想定チェック項目(一例)】
・macOSは最新の安定版に更新したか?
・ストレージの空き容量は20%以上あるか?
・大容量ファイル(10GB超)を外付けに退避したか?
・ログイン項目(自動起動アプリ)を見直したか?
・アクティビティモニタで暴走アプリを特定したか?
・ブラウザのタブ/拡張機能を整理したか?
・Spotlightのインデックスを再構築するほど重くなっていないか?
・セーフモード起動などの基本メンテは最近行ったか?

Mac高速化チェックシート(PDF)をダウンロード
※このURLはサンプルです。実際のPDFは別途作成してください。WordPressではこのまま貼っておけば「ダウンロード」リンクっぽく見せられます。

このチェックシートを「月末のルーチン」にするだけで、Macは本当に壊れにくくなります。重い=壊れかけ、ではありません。重い=メンテしてないだけ、というケースが圧倒的に多いです。

まとめ:Macの速さは“筋トレ”ではなく“コンディショニング”

Macの高速化・軽量化は、パワーアップというより「疲れている筋肉をほぐして正しいフォームに戻す」イメージに近いです。

・空き容量を20%以上キープする
・ログイン項目を定期的にダイエットさせる
・アクティビティモニタで暴走アプリを特定する習慣をつける
・SpotlightやiCloudなど“裏方の大物”が暴れていないかチェックする
・必要ならセーフモード、Intel機ならNVRAM/SMCリセットで環境をリフレッシュ

これだけで、レインボーカーソル率はグッと下がります。描画も保存もスムーズになります。

Macは本来かなり優秀な最適化を自動で行ってくれるOSです。ただし、「そもそも領域が足りない」「同時にいろんなものを走らせすぎてる」みたいな、人間側の生活習慣までは直せません。

だからこそ、あなた自身の運用ルール(=メンテ習慣)こそが、Macを“まだまだ現役で戦える制作マシン”にしてくれる最大の武器になります。

今日からひとつでも実践してみてください。重かったMacは、ちゃんと速くなります。

\ 最新情報をチェック /